じぶん銀行の住宅ローンの金利や審査の評判と口コミ

※この記事の内容は平成27年11月現在の情報です。

住宅ローンを借り入れるのであれば、まず銀行の特徴を理解したうえで比較してみるべきです。そこで、じぶん銀行の住宅ローンについて検討しているのであれば、詳しい内容を下調べしておきましょう。

じぶん銀行の住宅ローンは比較サイトで上位に選ばれることが多く、ユーザーからの注目度は抜群です。ユニークなサービスも揃っており、他の銀行とは少し違うメリットを受けられます。

審査についての詳細や情報も調べてみましたので、実際に利用した人の口コミと併せて参考にしてみてください。

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じぶん銀行について

じぶん銀行は、三菱UFJ銀行とKDDIの出資によって設立されたネット専業銀行です。前身企業は2006年から運営されていますが、実質的な経営開始は2008年の銀行業免許が交付された後からになります。

出資元がKDDIであることから分かるように、設立当初からauの携帯電話と連動したサービスを展開してきました。

なかでも、auユーザーが利用できるプレミアムバンクは、ATM利用手数料や他行宛て振込手数料を無料化するなど、画期的なサービスを盛り込んでいました。現在では、プレミアムバンクからじぶんプラスにサービス内容を移行しています。

また、じぶん銀行はネット専業銀行としては、最速で100万口座を達成しました。現在でも口座数を伸ばしており、ネットバンクを代表する存在と言えます。

じぶん銀行は外貨預金や保険事業など幅広い分野をカバーしながら、本来の銀行業でもユーザーの利便性を追求している点が評価されています。住宅ローンも様々なサービスを取り揃えており、他の銀行とは異なるメリットを受けることができるでしょう。

住宅ローンの特徴

じぶん銀行の住宅ローンには、他の銀行には見られないような特徴が備わっています。特に保障面に関しては、他の銀行よりも優れた部分が目につきます。

そこで、じぶん銀行の住宅ローンに関する特徴は以下のとおりです。

  • 固定・変動プランともに金利は業界最安クラス!
  • 住宅ローン残高が1/2になるがん保障
  • 幅広いリスクを軽減する11疾病保障!
  • 審査や契約の手続きはネット上で完結
  • 6つの項目で0円を実現!
  • auユーザーに連動したキャッシュバックサービスあり!

固定・変動プランともに金利は業界最安クラス!

じぶん銀行の住宅ローンは変動金利プランだと金利0.497%~、固定金利プランだと金利0.59%~になっています。どちらも業界最安クラスで、借り手側から見ると魅力的な金利設定です。

一般的には住宅ローンの金利設定は変動金利プランの方が低く、固定金利プランの方はやや高めに設定されていることがほとんどです。しかし、じぶん銀行の住宅ローンは双方のプラン間で金利の差が少ないので、ユーザーの返済プランに合わせて自由に選べます。

また、融資事務手数料は、借り入れ額の2.16%が必要です。金利プランを問わず共通の融資事務手数料となっていますので、この点からも金利プランの選択に制限が生まれることは無いでしょう。

住宅ローン残高が1/2になるがん保障

じぶん銀行の住宅ローンには、がんと診断された時点で住宅ローンの残高が1/2に減額される保障が付いてきます。一般的な団体信用生命保険でカバーできるのは死亡時と高度障害時のみですので、がんも保障対象に含まれているのは大きなメリットです。

しかも、がん診断による1/2減額保障は、基本の団体信用生命保険に含まれている保障です。つまり、金利や保険料の上乗せはないので、無料で受けられる保障になります。

また、金利を0.2%上乗せすることで、がんと診断された際に住宅ローンの残高が完済される保障を付けられます。こちらはある程度の金銭的な負担は必要になりますが、がんと診断されると住宅ローンの残高が0円になるので大きなバックアップになります。

近年ではがんは完治するケースが多くなってきましたが、日常生活に全く影響が及ばないわけではありません。そのため、がんに対する備えが基本の団体信用生命保険に付帯しているのは、返済への不安を軽減してくれるでしょう。

幅広いリスクを軽減する11疾病保障!

じぶん銀行の住宅ローンでは、団体信用生命保険に11疾病保障を付加できます。糖尿病や腎疾患などの生活習慣病から、大動脈瘤や上皮内新生物など突発的な症状にも対応していることが特徴です。

11疾病保障は特約になりますので、付加する際は金利に0.3%の上乗せが行われます。そのため、保障に必要な保険料は返済期間によって変動する仕組みです。

団体信用生命保険に特約を付けられる住宅ローンは少なくありませんが、11疾病保障ほど幅広い範囲に渡っているものはじぶん銀行くらいです。もし、病気に対する備えを手広く用意しておきたいのであれば、11疾病保障を検討してみると良いでしょう。

審査や契約の手続きはネット上で完結

ネット専業銀行でも、住宅ローンの申し込みや審査には書類の往復が必要になることがほとんどです。特に収入証明書類や物件に関する書類は、公的機関で取得してから銀行へ郵送するため時間や手間がかかってしまいます。

しかし、じぶん銀行ではこの手間を短縮するために、申し込みから契約まで一貫してネット上で完結できるシステムを実現しました。そのため、普段忙しくてなかなか書類を用意できない人でも、便利に住宅ローンを申し込めるでしょう。

ただし、全ての証明をネット上で行わなくてはならないため、入力項目は多岐に渡っています。なかには初めて目にする単語や入力部分などもあるので、住宅ローンを申し込んだことが無い人だと難しく感じるかもしれません。

パソコンからの申し込みで手軽なイメージがある反面、入力ミスや記入漏れは最初からやり直しになってしまうリスクがあります。そのため、なるべく時間がある時に、慎重に記入事項を埋めていくように心がけましょう。

6つの項目で0円を実現!

住宅ローンは様々な手数料がかかり、借り入れ額以外にも金銭的な負担が生じてしまいます。しかし、じぶん銀行ではこれらの手数料負担を軽減するために、6つの項目で0円を実現しました。

具体的には「一般団信の保険料」、「がん50%保障団信の保険料」、「保証料」、「資金移動」、「一部繰上返済手数料」、「収入印紙」の6項目です。このなかで画期的と言えるのは、「資金移動」、「収入印紙」の2つです。

まず「資金移動」とは、返済用のじぶん銀行の口座へ、他の銀行の口座から指定額を任意の日付に自動で移動してくれるサービスです。例えば、「毎月26日に○○銀行からじぶん銀行の口座へ10万円移動」と申し込んでおけば、住宅ローンの引き落とし日に残高不足になる心配はありません。

また、じぶん銀行では契約書に貼り付ける「収入印紙」代金が無料になります。契約書に貼り付ける収入印紙は借り入れ額に応じて変動しますが、概ね1~3万円ほどの出費になってしまいます。

しかし、じぶん銀行なら契約まで全てネット上で完結できるため、この収入印紙の代金は必要なくなるのです。住宅ローンの借り入れ額から見るとわずか数万円の節約ですが、特別な手続きなどを経なくても出費が削減できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

auユーザーに連動したキャッシュバックサービスあり!

じぶん銀行はKDDIが出資している銀行なので、auと連動した様々なサービスを行っています。そのなかでも住宅ローンを借り入れたauユーザーには、auウォレットへの毎月500円チャージサービスがあります。

サービス期間は最長で5年間なので、500円×60ヶ月の3万円分チャージがトータルのサービス金額です。auウォレットは現金のキャッシュバックとは異なりますが、幅広い使い道があるのでauユーザーならありがたく感じるサービスになるでしょう。

住宅ローンの審査について

住宅ローンを借り入れる際は、各銀行ごとの審査基準を満たしている必要があります。審査基準はそれぞれの銀行によって異なるため、住宅ローンを考えているならどの銀行を選ぶべきか比較してみてください。

そこで、じぶん銀行の住宅ローンの利用条件ですが、詳細は以下のとおりです。

  • 満20歳以上~65歳未満、完済時年齢満80歳未満
  • 安定かつ継続的な収入があること
  • じぶん銀行指定の団体信用生命保険に加入できること
  • 日本国籍もしくは永住権を持っている
  • じぶん銀行に円普通預金口座を開設していること

じぶん銀行の住宅ローンに申し込むための条件はこのとおりです。

特徴としては、正社員や年収など雇用形態や収入面の制限が無いことが挙げられます。そのため、契約社員や派遣社員の人でも申し込めます。

また、じぶん銀行に口座を持っていることが必須条件です。住宅ローンの申し込みと同時に開設することもできますが、スムーズに契約まで進むためにも事前に口座開設を済ませておくと良いでしょう。

じぶん銀行の住宅ローンの審査期間はどれくらい?

住宅ローンの審査は相応の期間が必要です。特に仮審査と本審査に分かれている銀行では、日数が必要になるので早めに申し込みを行いましょう。

そこで、じぶん銀行の住宅ローンの審査期間は以下のとおりです。

  • 事前審査(仮審査)の結果まで:1~数日程度
  • 本審査の結果まで:2~3日程度

じぶん銀行の住宅ローンはネット入力だけで審査が終わるため、回答までの日数も短くなっています。特に仮審査は最短なら当日中に結果が送られてきます。

最終的な融資実行までも最短なら10日程度となっており、他の銀行と比べると驚異的なスピードです。ただし、審査状況によっては契約までの期間が延びる可能性もあるので、余裕をもったスケジュールを組んでおきましょう。

審査申し込み時に必要な書類は?

じぶん銀行の住宅ローンの審査を受ける際は、必要な書類を事前に用意しておきましょう。もし、不備があると書類を再送するため余計な手間が掛かってしまいます。

そこで、じぶん銀行の住宅ローンに必要な書類は以下のとおりです。

本人確認書類

運転免許証、パスポート、健康保険証など)

収入関連書類

源泉徴収票、住民税課税証明書、住民税決定通知書、確定申告書一式、納税証明書)

物件関連書類

不動産売買契約書、重要事項説明書、建築確認済証、工事請負契約書など)

その他書類

給与明細書直近3ヶ月分、職歴書など)


注意点として、1年以内に勤務状況が変わった人は、直近3ヶ月分の給与明細と、直近1年分の賞与明細が必要になることです。海外赴任から帰ってきた人や育休・産休明けの人が対象になります。

また、転職や会社役員就任から3年未満の場合は職歴書が必要です。全ての職歴や転職理由を記入するため、やや面倒に感じるかもしれません。転職から3年以内の限られた人のみが必要になる書類ですが、申し込みの際は忘れずに用意しておきましょう。

おすすめな人と注意点

じぶん銀行の住宅ローンが、どのような人におすすめなのか調査しました。じぶん銀行の住宅ローンの特徴を把握したうえで、自分が希望する返済プランと合致するか確認してみると良いでしょう。

併せてじぶん銀行の住宅ローンにおける注意点もまとめてみました。借り入れた後に困ってしまわないためにも、あらかじめ注意すべき点は理解しておいてください。

じぶん銀行がおすすめな人

以下に示した項目がマッチするようなら、じぶん銀行の住宅ローンがおすすめです。
じぶん銀行の特徴やメリットを活かすためにも、自分の希望条件と照らし合わせてみましょう。

  • プランに左右されず金利を抑えたい人
  • ネット上の申し込みだけで審査や契約を済ませたい人
  • がんへの備えを無料で付帯したい人
  • 諸経費を抑えて住宅ローンを借り入れたい人
  • auユーザーの人

じぶん銀行の住宅ローンの注意点

じぶん銀行の住宅ローンにはいくつか注意点があります。もしじぶん銀行の住宅ローンを検討しているなら、あらかじめ注意点に目を通しておきましょう。

まず、じぶん銀行の特徴のひとつである11疾病保障についてですが、適用条件が「180日以上の入院」となっています。病状によっては180日以上入院する可能性もありますが、現在の医療技術によって入院期間はどんどん短縮されているのが現状です。

厚生労働省が公開しているデータによると、11疾病保障で指定されている病状の平均入院日数は20~90日程度でした。つまり、平均値どおりに病状が回復した場合は、せっかく11疾病保障に加入していても保障が適用されないことになります。

保障範囲が広く設定されているのはメリットなのですが、適用条件が厳しいことを考えると金利を上乗せしてまで付加する必要はないかもしれません。

また、契約までの手続きが全てネットで完結するのはメリットである反面、デメリットにもなってしまいます。その理由として、パソコンの操作に不慣れな人だと、なかなかスムーズに入力を進められないためです。

他の銀行でもネット申し込みを受け付けているところはありますが、仮審査までとなっていることがほとんどです。つまり、本審査や最終的な契約に関しては、書類のやり取りを行うことになります。

しかし、じぶん銀行では仮審査から本審査まで、全てネット上から行わなくてはなりません。そのため、各種証明書写真のアップロードや必要事項の入力など、ある程度パソコンの操作に詳しくないと難しく感じてしまうでしょう。

全ての手続きがネットで完結するのは手軽さがある一方で、パソコンで入力するよりも書類をやり取りする方が簡潔に感じる部分もあると思います。つまり、じぶん銀行の住宅ローン申し込みは一長一短とも言える仕組みなので、誰もが簡単に申し込めるとは言えないかもしれません。

じぶん銀行の住宅ローンの評判と口コミ

じぶん銀行の住宅ローンを申し込む前に、色々な人から寄せられた口コミに目を通しておきましょう。住宅ローンの比較にも役立ちますので、ぜひ参考にしてみてください。

良い評価の口コミ

●特約なしでもがん保障がついてくるのはいいと思った。住宅ローンが1/2になればがんで収入が目減りした時の備えにもなると思う。

●プランを問わず金利が低いのが最大の魅力です。他の銀行だと変動と固定の金利差が大きく、どうしても変動プランの方を選びたくなってしまいますからね。

●色んな面で手数料が無料になっているのは嬉しいところ。住宅ローンの借り入れは予想外の出費が多いから、こういった無料サービスが意外に大きく感じる。

中立的な口コミ

●ネットだけで契約まで進めるのは便利だと思う。しかし、入力が煩雑すぎて少し人を選ぶ気もする。パソコンが苦手な人はなかなか最後まで進めないのでは?

●11疾病保障はすごいと思いますが、保障内容と保険料が釣り合っていないイメージ。場合によっては別口で医療保険へ加入した方が経済的かもしれません。

●auユーザーなので毎月500円チャージは割と嬉しい。たった500円なのだから5年と言わず10年くらいサービスしてもいい気がするが…

低評価の口コミ

●ネットの申し込みだけで住宅ローンを借りるのは怖い気がする。結構な金額を借金するのだから、直接話し合って細部を詰められる店舗型銀行の方が無難だと思う。

●インターネットの申し込みは本当に使いにくい。間違えてブラウザバックしたりエラーが起きたりすると、全部やり直しで最初からになるし。パソコンの知識だけではなくスペックも求められるのはどうかと思った。

●一見お得に見えるサービス内容も、良く見ると大したことありません。ほとんどの銀行がやっている良くある無料サービスばかりです。特に11疾病保障は適用対象が少しずれていて実用的ではないと思います。

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