2017年9月の大手4銀行の住宅ローン金利が発表されました。
長期金利の低下を引きずり、各銀行ともに主力の10年固定金利を0.05%ずつ引き下げることになりました。
今もなお史上最大の低金利時代は続いているのですが、アメリカの金利政策の影響などで、そろそろ限界に近づいていると思います。
低金利時代は2020年で終わる?
以下が、2017年9月に発表された、主要銀行の住宅ローン金利です。
三菱UFJ銀行 | 0.80% → 0.75% |
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みずほ銀行 | 0.85% → 0.80% |
りそな銀行 | 1.10% → 1.05% |
三井住友銀行 | 1.10% → 1.05% |
このように、今もなお低金利時代は続いているのですが、冒頭でも触れたように、アメリカの金利政策によって、超低金利時代に終わりが見えてきたのではと感じます。
日本は、アメリカ経済の影響を最大限に受けます。これまでアメリカは、2008年のリーマンショック後から続いていた、ゼロ金利政策の出口戦略を開始しました。
正式には2015年の12月から脱却に向けた金利の利上げを実施しています。利上げは2015年12月、2016年12月、2017年3月と6月の計4回が実施済みです。
さらに、2017年中にもう1回利上げがあるとの見方が強く、アメリカが急ピッチで経済の立て直しを計っているのが見てとれます。
ただしアメリカが利上げを実施したからといって、すぐに日本もそれに追随することはないでしょう。
これまでの動向をみても、日本がアメリカ経済の影響を受けるのは半年後~3年後くらいになることが多いからです。
日本の利上げはいつ?
そうなると気になるのが、日本の金利政策見直し時期です。これは今の時点で名言できませんが、私個人的な予想としては2020年の東京オリンピックへ向けて、何らかの経済政策を打ち出してくる可能性が一番高いと思っています。
前項でも話したように、アメリカ経済の影響を受けるのが、日本は2年後~3年後くらいだと考えるなら、ぴったり東京オリンピックの時期に符号します。
2018年の暮れくらいから金利政策が始まり、2019年と2020年で加速させると考えればまさに今アメリカが辿っている道と同じです。
もし管理人が予想するように2018年から金利の上昇が始まるとしたら、それまでに住宅ローン金利の引き下げがあったとしても1回、多くても2回くらいだと思っています。
そして、これもあくまでも個人的予想ですが、東京オリンピック時の金利政策は1.5%~2.0%くらいを見据えているのではと思っています。
そう考えると、まさに今が住宅ローンの金利の底であり、2017年~2018年というのが一番低金利で住宅ローンを利用できる時期ではないでしょうか。
今後マイホーム購入や買い替えの予定があるのでしたら2020年までに遅くとも購入することをおすすめします。
※住宅ローンの金利政策については、あらゆる意見があり、今回掲載しているものは私個人の見解です。