住宅ローンで人気なのはどの銀行?

住宅ローンで人気なのはどの銀行?

近年、マイナス金利の影響もあり、低金利で住宅ローンを組むことができるようになったため、住宅ローンを利用する人が多くなってきています。

ここ最近では色々な金融機関が住宅ローン商品を出してきており、借り手にも多くの選択肢ができるようになりました。

その中でもネット銀行やメガバンク、地方銀行などが主な借入先になっています。しかしそれぞれを比べるとなると直接来店したり、連絡してみたりと面倒だと感じる人もいるでしょう。

そこで今回は、主な借入先になるネット銀行やメガバンク、地方銀行の特徴をわかりやすく解説します。

【目次】住宅ローンで人気の銀行は?
  1. ネット銀行の住宅ローン
    1. ネット銀行とは
    2. ネット銀行のメリット
    3. ネット銀行のデメリット
  2. メガバンクの住宅ローン
    1. メガバンクとは
    2. メガバンクのメリット
    3. メガバンクのデメリット
  3. 地方銀行の住宅ローン
    1. 地方銀行とは
    2. 地方銀行のメリット
    3. 地方銀行のデメリット
  4. どこで借りるのがおすすめ?

ネット銀行の住宅ローン

最近ネット銀行の住宅ローンをよく耳にするようになったと思います。その背景にはマイナス金利政策により各銀行で金利競争が過熱してきたという点が挙げられます。

ネット銀行の住宅ローンの特徴を簡単に説明しますと、店舗を持たず、低金利で借りられるという特徴があります。住宅ローンに対し、低金利を求める人が増えてきたため、低金利のネット銀行にスポットが当てられてきたというわけです。

ネット銀行が台頭してきたため、他の金融機関も金利を極端に下げなければならないという状況にもなってきています。

ネット銀行とは

ネット銀行が、一般的な銀行とどういった違いがあるのかよく分からないという人も多いと思いますが、ネット銀行とは対面ができる店舗を持たず、インターネット上での取引を中心として営業している銀行のことを言います。

預金通帳も発行しません。そのため人件費や管理費用がかからず、預金金利は高く、貸出金利は低くすることができます。

ネットに疎い人からすると手を出しづらいと思いますが、手数料も安いため利用できるのであれば利用しておきたい銀行だと思います。

ネット銀行のメリット

ネット銀行の住宅ローンのメリットは大きく分けて4点挙げられます。

  • 低金利で借り入れができる
  • 保証料が0円
  • 一部繰上返済の手数料が無料
  • 来店不要

低金利で借り入れができる

ネット銀行は基本的に店舗を持ちません。そのため運営費や人件費を安く抑えることができ、その分金利を下げることができます。メガバンクや地方銀行の住宅ローン金利と比較してもネット銀行の方が低金利であることが多いです。

最近では0.5%程度での金利で借り入れできるネット銀行も多く、とにかく低金利を求める人からするとネット銀行は第一候補として考えたいところでしょう。

保証料が0円

住宅ローンの契約にあたって銀行では、保証会社に支払う保証料が発生し、借入時の負担の中では結構大きいものになります。

しかしネット銀行の住宅ローンでは保証料が0円で借り入れすることができます。厳密には保証料は金利に組み込まれていますが、それでも低金利になっているため大きな負担となることはありません。これはネット銀行が保証会社を利用していないため0円となっています。

一部繰上返済の手数料が無料

ネット銀行では借入額の一部返済ができる一部繰上返済の手数料を無料にしています。多くの銀行では一部繰上返済で事務手数料が発生しますのでメリットと言えます。

住宅ローンは長期的になるため、借入中に返済が厳しくなるという心配もあります。そのため余裕のあるうちに少しでも一部繰上返済をしておいて、借入額や支払い利息を減らしておいた方が安心です。

この手続きに手数料が発生しないため、いつでも気にせずに自分のペースで住宅ローンの返済ができます。

来店不要

ネット銀行では書類のやり取りは郵送やメールで行います。面談することなく申込から契約まで手続きができるので、仕事などが忙しい人でも自分のペースで手続きを進められます。

店舗型の銀行では住宅ローンの手続きをする場合は原則として窓口で担当者と面談をする必要がありますので、場合によっては仕事を休まなければならないといったことが起こるかもしれません。

ネット銀行のデメリット

デメリットは大きく分けて3点挙げられます。

  • 審査スピードが遅くなりやすい
  • 審査が厳しい
  • 契約時の事務手数料が高い

審査スピードが遅くなりやすい

ネット銀行は仮審査こそ早いのですが、その後の手続きは郵送による書類のやり取りのため、申込から契約までに時間がかかります。

書類に不備が生じた場合は、また郵送でのやり取りが必要になるため、その分時間がかかってしまい、窓口に直接持っていけばいい店舗型の銀行より融通が利かないというデメリットがあります。

審査が厳しい

担当者と面談することが無く、来店不要のためマイペースで行えますが、審査が厳しめだと言われています。書類だけでの審査となるため、しっかりとした確認資料がある人でないと審査が通らないことが多いです。

勤続年数や年収の確認がしにくい自営業者やそういったところで働いている人は難しくなるでしょう。ただ仮審査の結果はすぐにわかるため仮審査が通れば本審査で否認になる可能性は低くなることから、ますは仮審査で判断するといいと思います。

契約時の事務手数料が高い

ネット銀行は住宅ローンの契約時の事務手数料が高くなることが多いです。保証料がないことがメリットではありますが、その分事務手数料が借入金額の2.16%ほどかかるケースが多いです。

保証料0円をアピールするネット銀行は多いですが、事務手数料がその分かかると保証料が無料だったとしてもあまり恩恵は受けられないため、その点に関してはしっかり説明を聞いて下さい。

ネット銀行はとにかく金利に関しては他の金融機関より優れていますが、上記のようなデメリットもあります。面談して説明を受けられないため、住宅ローンのことを理解した上で選択した方がいいでしょう。

メガバンクの住宅ローン

住宅ローンで最も大きなシェアを占めるのがメガバンクです。シェアが多い理由としては、展開規模の広さはもちろんのこと、知名度の高さや信頼性の高さ、安定した金利などが挙げられます。

メガバンクの金利は他の金融機関と比べると低水準になっていますが、それでも変動金利の住宅ローンだとネット銀行の方が低金利で提供しているケースが多いです。しかしネット銀行よりは信用度が圧倒的に高いためこの先の金利情勢の中ではネット銀行よりは安定した金利で推移すると予想できます。

メガバンクとは

メガバンクとは普通銀行の中で特に資産規模の大きい銀行のことを指します。日本では3行がそれに当たり、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行を「3大メガバンク」と呼んでいます。

メガバンクは複数の都市銀行が合併などをし、できた銀行で、1970年代では15行あった都市銀行が現在ではこの3行に集約されています。明確な区切りはないですが、資産規模がメガバンクより少ない大手銀行を都市銀行と呼んでいます。上記の3大メガバンクとりそな銀行、埼玉りそな銀行が都市銀行にあたるとされています。

都市銀行とは大きな違いがありませんが、地方銀行とは営業エリアや融資する相手などで違いがあります。

メガバンクは、東京などの大都市に本店を置き、日本全国に支店を設け国内全域で営業を行っています。外国にも支店を設け、グローバルな営業も行っています。融資する相手も大企業を相手にしており、日本全体の経済発展に対し大事な役割を担っています。

地方銀行は、都道府県の主要都市に本店を設け、基本的にはその都道府県内での営業を行っています。地域発展を目的にしているため融資する相手も中小企業や個人事業主など地域色のある先を取引相手にしています。

メガバンクや地方銀行は金融機関の業務としては大きく変わるものではありませんが、住宅ローンなどでは、やはり資産規模の大きいメガバンクの方が低金利になっていることが多いように感じます。ただしメリット、デメリットそれぞれありますので、説明していきたいと思います。

メガバンクのメリット

メガバンクの住宅ローンのメリットを挙げていきたいと思います。

  • 金利が安い
  • 面談しながら相談ができる

金利が安い

メガバンクの住宅ローンは金利幅があり、年収や勤務先、年齢など審査に応じて金利が変わってきます。基準金利からの引き下げを行っていきますので、希望通りの金利にならないこともあります。金利に関してはその時期によってどれほど下げられるか変わってきます。

しかし、それでも比較的に金利は低いです。ネット銀行に負けず劣らずの金利で提供している住宅ローン商品も出てきたので、ネット銀行も更に下げなければいけないといった状況にもなっています。

固定金利に対しても低い金利で提供しており、固定金利に関してはネット銀行よりも低金利になることも多いです。これから金利が上がっていくと考えている人にとってメガバンクの固定金利は魅力的でしょう。

面談しながら相談ができる

ネット銀行と違い、担当者と住宅ローン検討の段階から面談し相談できるため、まったく分からない状態で来店しても、しっかりと相談に乗ってくれます。扱っているローンの数も多いので、それぞれのメリットやデメリットの説明から、どのローンが1番合っているかなどのアドバイスをしてくれます。

金利も低く、知識が無くても窓口にて相談することができるといった点では、時間が取れる人からすると結構なメリットだと思います。

メガバンクのデメリット

ではデメリットについて説明します。

  • 審査が厳しい
  • 地方の人が利用しづらい

審査が厳しい

メガバンクの審査は厳しい傾向があります。ネット銀行ほどではないですが、ある程度信用力のある人でなければ住宅ローンを組むことは難しいように感じます。返済能力が高いと判断された人は他の金融機関よりもメガバンクの方が高く評価され、金利がより優遇されることもありますが、地方銀行に比べるとやはり厳しい審査になります。

三菱東京UFJ銀行では契約社員や派遣社員への融資をしていません。かなり厳しいように感じますが、元々の資産規模が大きいためリスクを取ってまで貸すことはないのでしょう。

地方の人が利用しづらい

メガバンクを地方の人が利用するとなると店舗数が少ないため、近くに支店が無いということもあります。地方になると都市部にしかメガバンクの支店はないため、隣町まで手続きをしなければならないといったことも起きます。

そういった地域の人がメガバンクで住宅ローンを組むとなると交通費や交通時間がかかり、面倒な思いをすることになります。

メガバンクの住宅ローンは近くに支店があるのであれば選択肢として持ちたいところですが、審査も厳しい上に地方になると、支店が近くにある地域が限られてしまうため中々そうとはいきません。メガバンクは、金利や住宅ローンの種類に関しては優れており、営業エリアも広いですが、誰しもが利用するわけにはいけないのが現状です。

地方銀行の住宅ローン

地方銀行の住宅ローンもメガバンクのように面談でき、相談しながら手続きを進めることができます。地元出身の行員も多いため親しみを持ちやすいと思います。

そして比較的に近くに支店があるため来店も簡単にできますし、地元ならではの住宅ローン商品を出している地方銀行も多いです。

ただし、メガバンクより金利に関しては多少高くなってしまうことが多いです。しかし最近では地方銀行でもメガバンクに近い金利を提供している銀行も増えてきたため、地方銀行だから金利が特別に高いということも無くなってきています。

地方銀行とは

地方銀行はそれぞれの都道府県に本店を置き、地域発展の担い手として事業展開することを役割としています。地元企業を助け、支えとなることで地域社会の振興や街づくりへの貢献につながるということです。

メガバンクのような大企業を相手にし、大きな利益を出すことはないですが、地方に住んでいる人から見れば、身近な銀行と言えるでしょう。

地方銀行は地域の個人や企業を顧客基盤としています。地方銀行は基盤とする地域内において、メガバンクよりも支店数やATMの台数が多く、その地域においては利便性がとても高いです。引っ越しなどで県外に出ていくといったことが無い限り、他行へ切り替えることは少ないため、基盤は安定しています。

地方銀行のメリット

そんな地域に根差した地方銀行の住宅ローンのメリットについて説明します。

  • 地方の人が来店しやすい
  • 審査が通りやすい

地方の人が来店しやすい

地方銀行は基本メガバンクと同じような仕組みとなっています、そこまで大きな違いはありませんが、地方銀行で住宅ローンを組むメリットとしては、今住んでいる地域や住む予定の地域にある近い店舗で気軽に申込や相談ができることです。

メガバンクは地方の場合だと近くに店舗がないことも多いですし、ネット銀行は店舗がないため直接相談することができません。元々地方銀行の口座を利用しており、給与振り込みや公共料金の引き落としなどで使用している人にとっては、地方銀行はかなり使い勝手の良い銀行と思います。

審査が通りやすい

地域発展を目的にしている銀行ということもあり、住宅ローンに関しては審査を比較的優しくしています。メガバンクでは審査が通らない契約社員や派遣社員でも、どうにかして審査を通そうとする気持ちが地方銀行には強いです。

マイホームを多くの人が持てるようになるとその地域は発展しますし、それが役割だと地方銀行の行員も分かっていますので、比較的に住宅ローンに関しては審査を優しくしています。

地方銀行のデメリット

次にデメリットについて説明します。

  • 金利が高い
  • 営業エリアに住んでいないと利用できない

金利が高い

メガバンクとは違い、営業規模も資産も多くは持っていないため、貸出金利で少しでも利益を出さなければいけません。地方銀行は地域に根差し、地域発展を手伝うことが役割のため、限られた営業エリアの少ない顧客で利益を出さなければなりません。

そのため金利についてはメガバンクと比べると高くなってしまいます。ただし最近では金利をメガバンク並みに近い水準で提供している地方銀行も多くなってきていますので、地方銀行だから高いといったことは無くなってきています。

営業エリアに住んでいないと利用できない

限られた地域での営業となるため、県外に住んでいる人が利用するのは難しくなります。なぜなら住宅ローンや口座を管理するにもリスクや費用がかかるため営業エリアに住んでいない人だと更に管理費用がかかるためです。

地方銀行はその地域に住んでいる人のための銀行と思った方がいいでしょう。

どこで借りるのがおすすめ?

ネット銀行やメガバンク、地方銀行の住宅ローンについて説明してきましたが、それぞれにメリット、デメリットがあることが分かったと思います。

都市部に住んでいる人からするとメガバンクが近くにあることが多いため、メガバンクとネット銀行で金利や費用を計算し、どちらがお得になるか検討する方がいいと思います。

地方に住んでいて、メガバンクが近くにない人からすると地方銀行とネット銀行で自分自身の知識や属性を持って、検討してみるとよいでしょう。

基本的に初期費用に関してはネット銀行が1番安くなり、次いでメガバンク、地方銀行となっています。しかしメガバンクと地方銀行の差は大きくありません。金利についても同じような順位になります。

そのため知識や自分の属性に自信がある人は、ネット銀行を第一候補に検討してもいいと思います。審査が通る自信があり、都市部に住んでいる人ならメガバンクがいいでしょう。都市部住んでいる人にとってみれば地方銀行は最後の候補になると思います。

ただし、これはあくまでも一般的なメリット、デメリットからの意見です。住宅ローンは長い付き合いになりますので、使い勝手の良さも重要な判断基準です。

なんとなくという理由で借りてしまって、後からあそこの銀行にしておけば良かったと思わないためにも、最初から長い目で見て、住宅ローンを検討していきましょう。

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